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【キャリアアップ】転職にも役立つ時代に合ったキャリアの育て方

投稿日:2019年7月14日 更新日:

 

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 こんにちは KUMAJoe(@KUMAJoe.Blog)です。

現代における「キャリアアップ」はいったいどうあるべきなのでしょうか。

技術革新やそれに伴うビジネスモデルの変化、また社会の価値観など、様々な変化が目まぐるしく起こる現代において、これまでのように目指すべきゴールを定め、必要なスキルを獲得し、堅実に実績を積み重ねていくようなキャリアアッププランは通用しなくなってきています。

そこで、この記事では不確実性の高い現代に適したキャリアアップの方法についてご紹介していきたいと思います。

 

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ポイントは「偶然を味方につける」ことです。

現代に自分の力不足や不運なトラブルでチャレンジに失敗してしまうこともあれば、競争相手に横やりを入れられてしまうこともあるでしょう。逆に周囲の助けを得られたり、思いがけない幸運に恵まれたりしてチャレンジが成功することもあるかもしれません。

自分のキャリアは思いどおりに進展するわけではなく、さまざまな偶発的な出来事に左右されると想定しておくべきです。ここでは、その前提に立ったキャリアアップのための能力開発についてご紹介していきます。



 

キャリアを育てるために偶然を味方につける

自分のキャリアをどのように築いていくかを考える枠組みとして、自分の適性を見極め、明確なゴールを見定めてキャリアを一段一段積み上げていくという「キャリアアンカー理論」があります。ビジネス環境の変化が今ほど激しくなく、5年後、10年後の未来を予想しやすかった時代にはキャリアアンカー理論が有効でした。

しかし、現在はビジネスの環境が激しく変化します。あらかじめ定めたルートをまっすぐに進めるという前提で計画を立てることには大きなリスクがあると考えるべきでしょう。

スタンフォード大学のクランボルツ教授は、「計画された偶発性理論」という考え方を提唱しました。

 

計画された偶発性理論

この理論は、個人のキャリア育成は、8割が予期せぬ出来事や偶然の出会いに左右されるということを土台にしています。キャリアを築くうえで偶発的な出来事が大きな影響力をもつなら、その偶然は避けるべきものではなく、積極的に利用していくべきものなのです。さらに言うなら、偶然の出来事や出会いも、ただ待つだけではなく、自分から招き寄せていく努力が必要です。

意図的、計画的に偶然を呼び込むことで、キャリアアップが達成されるという考えが「計画された偶発性理論」なのです。

キャリアを育てるには? まずは自分を知る

これからのキャリアアップを考えるにあたり、最初に自分のいる場所とゴール地点の位置関係を正しく把握する自己分析のステップが必要です。そのために必要な視点は次の3つです。

Will:転職によって成し遂げたい目標(収入アップ、新たなスキルの獲得、夢の実現など)
Can:自分にできること(職務、あるいは趣味などで培ったスキル)
Must:やるべきこと(家族の扶養義務など)

3つの要素を図に表すと上のようになります。3つの要素が重なった部分は「やらなければならないことであり、できることであり、やりたいことである」といえます。重なりが大きいほど目標を達成しやすくなるはずです。

高収入か、好待遇か、それとも夢の実現か、キャリアアップによって何を実現したいのかをはっきりさせておかなければ目標がブレてしまいますし、自分には何ができてどんな強みがあるのかをしっかり認識しておかなければ効率的にキャリアアップを進められません。目標を実現するためにキャリアアップするなら、まずはこうした視点からの自己分析が必要です。

 

このブログ内ではこの記事のほかにも、自己分析に役立つ記事をいくつかご紹介しています。

 

キャリアを育てるために自分のスキルを棚卸ししよう

Canには次の2種類のCanがあります。

・大人の"Can"
・原点の"Can"

それぞれのCanについて詳しくみていきましょう。

大人のCan

ビジネスマンに「あなたは何ができますか?」と尋ねた場合、多くの人は自分が仕事で得たスキルや経験を述べようとします。これを「大人のCan」と呼びます。

しかし、「大人のCan」だけを基準にして転職活動を進めようとすると、今の仕事と大きく離れた仕事に就くことは難しくなってしまい、ほかの多くの可能性を見失ってしまいます。転職によってキャリアを切り開こうとするなら、「大人のCan」ではない視点が必要です。

人は仕事だけに生きているわけではありません。プライベートの中で多くの経験を積んでおり、そこで多くの経験とスキルを得ているはずです。

原点のCan

たとえば、子どもの運動会などの家族のイベントをビデオカメラで撮影して、シーンの切り貼りをしたりテロップを入れたりといった動画作成・編集を趣味にしている人もいるでしょう。書道をやっていて揮毫ができる、小型船舶の操縦ができて天気図が読めるという人もいるでしょう。

そうしたスキルや経験は、たとえ単体で収入に直結するものでなくても、その人の人材としての価値を側面から補強する役割を果たしてくれるのです。本当に興味をもち、したいと思って続けた活動で培ったスキルを「原点のCan」と呼びます。それまで働いていた業界や職種の垣根を跳び越えて「Will」を達成するために、「原点のCan」が役立つことがあるのです。

あらゆるチャンスや出会いの可能性を最大化するためには、「大人のCan」と「原点のCan」を合わせて、自分がもつあらゆる能力を棚卸しして、自分という人材の価値を正しく把握する必要があるのです。

まとめ「偶然をたぐり寄せてキャリアアップを果たす」

クランボルツ教授は「計画された偶発性理論」によるキャリアアップのための行動指針として、次の5つを挙げています。

ポイント

「好奇心」:たえず学習を繰り返し、新しいスキルや経験を獲得し続ける
「持続性」:チャンレンジが成功しなかったとしても、失敗に屈せずまた新たな課題に挑む
「楽観性」:挑戦は必ず報われる、可能性は育てていけるとポジティブに考える
「柔軟性」:ひとつの可能性や考え方に固執せず、必要や状況の変化に応じて態度や考え方、行動を変える
「冒険心」:成功の見通しが不明でもリスクを許容して行動する

キャリアアップのためには偶然の作用が必要です。しかし、偶然をただ待っているだけではいけません。チャンスがめぐってきたときにそのチャンスをつかむための準備と、チャンスを積極的にたぐり寄せる努力が必要です。

そのためには、自分が何を望み、何ができるのかをまず知らなければなりません。仕事で培ったスキルは実用的ですが、そればかりに捕らわれていると、チャンスをうまく活かせない可能性があります。

スキルの棚卸しをする際は、「大人のCan」に「原点のCan」も加えて可能性を最大化し、さまざまな企業や業務、人とのつながりをチャンスとして活かせるように心がけておく必要があります。

 

「原点のCan」を活用する考え方については、以下の書籍があなたのお役に立つかもしれません。

 

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