この記事のテーマは、たぶん誰でも一度は考えたことがあるこの”ワード”
「仕事、辞めたい・・・」
についてです。
朝起きて、「仕事に行きたくないな、、、」と思うことはとてもつらいですよね。
この記事はこんな人におすすめします。
ポイント 「仕事を辞めたいな」と最近いつも思い悩んでいる。 「なんでかよくわからないけど、仕事のやる気が全然出ない」
僕もサラリーマン歴20年が見えてきて、そのうち10年くらいは「どうやったら仕事辞めれるかな?」とあれこれ暗中模索してきました。「仕事、辞めたい」「仕事に行きたくない」と思ったことも数知れません。
同時に社内で人事やマネージメントをおこなう上で、多くの離職相談や社内、社外の人間関係、モチベーションが上がらないなどの相談も受けてきました。
そんなKUMAJoeが
なぜ仕事を辞めたいと思うのか?の原因究明からその対処法まで、順を追って「仕事を辞めたい」のモヤモヤを晴らしていきます。
この記事を読んでわかること
- あなたが、なぜ「仕事を辞めたい」と思うのか
- 「仕事を辞めたい」理由【ランキング】
- 「仕事を辞めたい」と思う原因がわかったら、次に何をすれば気持ちのモヤモヤが晴れるのか
そして、この記事を読み終わったあなたは、自分なりに何らかの答えを見つけて出して、次の日から少しだけスッキリした気分で朝を迎えられるようになるはずです。
もくじ
まずは原因が何かをはっきりさせることから始める
漠然と思っているだけでは前に進めない
仕事を辞めたいとただ漠然と思うことはよくありますが、ただ何となく「イヤだな~」思っているだけではなかなか解決はしません。
もちろん、たまたまプライベートで何か良いことがあったり、仕事の帰りに寄ったパチンコで運良く儲けてみたりして、一時的に気分がよくなり「仕事を辞めたいな」なんてことは忘れてしまうこともあると思います。
逆にいえば、普段はとくに仕事への不満もないし、辞めたいなんて思わないけど、たまたま仕事上のトラブルや、プライベートでのトラブルが起きて、一時的に「仕事を辞めたいな」なんて思っている場合はそんなに深く考える必要はないかもしれません。
その一時的に起きたトラブルが解決すれば良いわけですから。
しかし、この「仕事を辞めたい・・」という気持ちが慢性化しているのであれば、今の仕事か、会社か、もしくはあなた自身に、何らかの根本的な問題があると思います。
まずは、しっかりと自分と向きあってあなたが「仕事を辞めたい・・」と思う原因をはっきりさせること、これがあなたがまず最初にするべきことです。
【ランキング】仕事を辞めたい理由
つまづきポイント
これは人それぞれだと思いますが、あきらかに仕事を辞めたい理由がはっきりしている場合もありますが、意外に多いのが考えても何だかモヤモヤして、はっきりした理由がみえてこないというパターンです。
そんなあなたは、
こちらの【退職理由ランキング】を参考にしてみて下さい。
【退職理由ランキング】 ※複数回答可
1.給与が低かった 39%
2.やりがい、達成感を感じない 36%
3.企業の将来性に疑問を感じた 35%
4.人間関係が悪かった 27%
5.残業・休日出勤などの時間が長かった 26%
6.評価・人事制度に不満があった 25%
7.自分の成長が止まった・成長感がない 23%
8.社風や風土が合わなかった 21%
9.体調を壊した 19%
10.やりたい仕事ではなかった 17%
11.業界・企業の将来性が不安だった 16%
12.ほかにやりたい仕事ができた 15%
13.結婚・家庭の事情 14%
14.待遇(福利厚生)が悪かった 13%
15.その他 6%
※『エン転職』ユーザーアンケート調査 より
こちらは、転職サイトが登録ユーザーを対象におこなったアンケート結果なので、独立や起業を考えている人は、アンケート対象から外れている可能性がありますが、自分ではなかなか原因が見えてこないという方は参考にしてみてください。
また、最近は転職支援サービスもかなり充実してきているので、別記事で転職支援サービスについてまとめておきます。
自分のスキルを活かして転職も検討したいという方は参考にしてみて下さい。→
なぜ仕事を辞めたいか自分の本心に問いかける
どうでしょうか?
自分の気持ちを突き詰めていくと、ランキングのどれかにはあてはまっていませんか。
原因が複数ある人もいると思いますが、すべての問題を同時に解決しようとすると、問題はなかなか解決しません。まずは一番大きな原因を見つけ出してから順番に対処していきましょう。
余談ですが、、
ココがおすすめ
この考え方は何気にいろいろなことにおいて大切になってきます。
たとえば、業務上のことでも、プライベートのことでもいいですが、たくさんの問題が一気にやっきて、なんだか自分のキャパを超えて頭が回らなくなることってありますよね。
そんな感じでたくさんの問題を抱えて、思考停止に陥った時は、まず問題をバラバラにしてそれに優先順位をつけていきます。あとは、優先順位のとおりに目の前の問題だけに集中して一つずつ対処していく。
これだけで、かなり問題解決が楽になると思います。
ぜひ、今度試してみてください。
それぞれの原因へ対処していこう
自分で選択して決断することが大切な理由
「仕事を辞めたい・・」って気持ちの原因はわかったけど、じゃあどうやって問題に対処していくのか。
原因がわかれば、おのずと対処方法の選択肢は絞られてきます。あとは、その選択肢の中からあなたがどの選択をするかだけです。
たとえ、考えた末に今の仕事を続けていくという選択をすることもあると思います。
「それじゃあ何も変わらないじゃん」
てツッコミもあるかもしれませんが、それは違います。
確かに周りの環境は変わりませんが、自分でしっかりと選択と決断をすることによって、あなたの気持ちが前向きに変わります。
そして、自分の決断次第では違う選択肢もあるんだという事実を知ることで、気持ちも楽になるはずです。
対処方法を問題ごとに考えよう
それではここから「仕事を辞めたい」原因ごとの具体的な対処法を見ていきましょう。
さすがにすべての対処法というわけにはいかないので、ここでは需要が多そうなものを大きなカテゴリごとにわけています。
- KUMAJoe が考える原因ごとの対処法【8肢】
給与が低いなど金銭的理由
金銭的理由が原因の場合は割り切って考えやすいので比較的対処は簡単です。
考えられる選択肢は3つ
1.今の仕事をつづけながら、資格取得やスキルアップを積極的に行い、昇進、給料アップを狙いつつ将来の転職や独立の可能性も広げていく。
今の会社での将来の期待値がわかりづらい場合は、給料、待遇を含めて10年先輩を参考に10年後の自分を想像してみてください。
資格取得やスキルアップについてはこちらの記事を参考にしてみてください。(誠意準備中)→
2.今の仕事と併用して副業、低リスクな投資を始める。
副業、投資についてもさらに様々な選択肢があるので、興味がある方は別記事を参考に深堀していくと、かなり可能性は広がると思います。
副業、投資関連の記事はこちらにあります。(誠意準備中)→
3.すでに自分のスキルに自信がある方は、すぐに転職、独立という手段もあるかもしれません。
転職によって給料アップが期待できるかについては、実績と能力によるところも大きいと思いますが、参考までに平成29年に厚生労働省が発表した統計を見てみてください。
【転職入職者の賃金変動状況】
※政府統計より
人間関係への対処法
次に人間関係ですが、この問題を全く抱えていない人は逆に少ないのかもしれませんが、「仕事を辞めたい」と毎日思うくらいだと深刻かもしれませんね。
できる対処としてはこんな感じでしょうか。
1.ある程度短期で定期的に部署や上司が変わる会社の場合は、移動まで待つ。
これは労働環境などには不満がないけど、ある特定の上司や同僚とうまくいっていない場合に有効だと思います。
2.あまり周囲の人間が変わる要素のない中小企業や、会社全体の人間関係が悪かったり、例えばパワハラなどが日常的に行われている場合は、早めの転職をお勧めします。
今の日本はとにかく人材不足の時代です。同業であまり高望みをしなければいくらでも再就職先は見つかると思います。
この場合、とりあえずはひっそりと転職支援サイトに相談して可能性を探ってみるのが一番だと思います。
3.今の仕事を続けて、とことん「負けるもんか」の精神でスキルや能力を磨いていく
これは、どちらかといえば経験がまだ浅い若年世代向けの選択肢になります。
少し精神論的な話にはなりますが、よほど理不尽な会社の場合は論外として、たとえば嫌いな上司や同僚がいても、その人たちに「負けるもんか」みたいな気持ちで、自分のスキルや能力を磨いていくのもありだとは思います。
仕事上の人間関係では、以外に仕事さえバリバリできるようになれば解決するものも多かったりしますからね。
▼管理職としての人材マネジメントにお悩みの方にはこちらの記事もおすすめです。
・【悩める管理職のミカタ】ヒューマン・リソース・マネジメントを知ろう
労働環境が悪い
これはほとんどの場合、人間関係や給料など金銭的理由に関係してくるのかなと思うので、そちらを参考にしてみてください。
業界・会社の将来性が不安
これが原因で悩んでいる方は、もしかすると中小企業に勤めている方が多いのでしょうか。そうだとしても、今の時代たとえ大企業やどんな会社であってもいつ、どんな問題が起きて危機的状況に直面するかはわかりません。
たとえば、それは国レベルの問題かもしれませんし、業界が衰退していくのかもしれません。自然災害によるものかもしれませんし、あなた自身のプライベートで起こる問題かもしれません。
そんなリスクを考えるときりがないのですが、そんなリスクを少しでも減らすための選択肢としては、KUMAJoeは次の2つをお勧めします。
1.会社員としての収入だけではなく副業、投資を少しづつはじめて、複業(パラレルワーク)、複収入にシフトしていく。
2.会社の中での評価よりも、個人としての能力、スキル、資格を磨いて職場を選ばずに活躍できる人財になる。
やりがいがない
誰でもそうですが、何か仕事で成果を出したときに何を求めるか、これが「やりがい」につながっていくものだと思います。そして、その求めるものが何かによって対処法は変わってきます。
たとえばそれが、金銭的な「やりがい」なら
給与が低いなど金銭的理由 と同じ選択肢になってくると思います。
成果に対して、上司や経営者からのフィードバックがないことが原因の場合もあると思います。はっきり言ってこの場合、上司や経営者のマネージメント能力を疑わざるをえませんが、この対処法としては 人間関係への対処法 を参考にしてみてください。
もしもあなたが金銭的評価、社内の評価、このどちらでも満足できない場合は、社会的貢献を望んでいるのかもしれません。
この場合は、直接的に社会に貢献できる業種の職業を選択するか、仕事は仕事と割り切って無難にこなして、仕事以外の部分で、例えばボランティア活動で直接的に社会に貢献することや、家族との時間を優先できる働き方や会社を選択して、自分の大切な人へ積極的に貢献していく。
個人的には、こんな選択肢もあるのではないかと思います。
『 ちょっと話がそれたままになりますが、SNSを中心に最近あまりにも他人の生活やライフスタイルに関する情報が入りやすくなっていて、どうしても他人と比べて「羨ましいなと」か、「こうしないといけない」みたいに思ってしまいがちな時代ですよね。
実在するかどうかもわからない、SNS上の他人と自分を比べていては、いつまでたっても本当の自分の幸せは掴めないなと最近よく思います。
そんな時代だからこそ、仕事についてもしっかりと自分の本音と向き合って、自分なりの選択をしていくことが大切だな、なんて思います。 』
まとめ
まとめ
- 1.まずは、「仕事を辞めたい」理由を自分の本音と向き合ってはっきりさせる
- 2.理由がわかったら、限られた選択肢の中から自分で選んで決断する
- 「選択肢は多くの場合」
- A.今の仕事をつづけながら、資格取得やスキルアップをして自分の可能性と選択肢を広げていく
- B.今の仕事をつづけながら、副業、投資をはじめて複収入を目指すく
- C.自分のスキルや能力に自信があれば、この人材不足が続く時代では転職も難しくない
- 3.どうしても他人と比べてしまいがちな今の時代だからこそ、自分の本音としっかり向き合って、自分なりの選択をしていくことが大切