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投資に活かす【VIX指数(恐怖指数)】の使い方

投稿日:2018年10月26日 更新日:

 

KUMAJoe
こんにちはKUMAJoeです。

 

最近は専らビジネスの準備やこのKUMAJoe.Blog作成に打ち込んでいるKUMAJoeですが、実はこれまで10年以上、様々な投資を経験してきました。

 

KUMAJoeの投資経験については、こちらの記事でも紹介しています。

KUMAJoe.Blogスタート

 

そんなKUMAJoeが唯一今でも継続して行っている投資が、「VIX指数」を使った投資法なんです。

 

そこで、今回はまだまだ知らない人も多いであろうこのVIX指数について
「VIX指数とは何か?」という初歩の疑問から、VIX指数の投資での使い方まで、わかりやすくまとめていきたいと思います。

 

この記事はこんな人におすすめ

  • VIX指数って初めて聞いたんだけどなんのこと?
  • VIX指数は知ってるけど、どうやって投資に使うの?使い方がわからない。

 

 

 VIX指数とは別名「恐怖指数」と呼ばれる指数

 

VIX指数とはまたの名を「恐怖指数」といいます。これは、VIX指数の数値が高いほど投資家の市場に対する恐怖が高い、とされることからつけられた名前です。

 

そもそも、VIX指数はCBOE(シカゴ・オプション取引所)が、S&P500というアメリカの代表的な株価指数のオプション取引量をもとに算出、公表している指数です。

※S&P500は日本でいう日経225に近いものだと思ってください。

 

通常、投資家は世界の経済や地政学リスクにより相場の先行きが不透明になると、自分たちの持っているポジションに対してオプション取引を活発に行い保険をかけはじめます。

 

ポイント

つまり、VIX指数が上昇するということは、世界の経済を牽引しているアメリカの市場を代表する株価指数S&P500に対して、投資家が先行に不安や恐怖を抱いた結果、たくさんの保険をかけているということになるのです。

 

 投資にVIX指数を使う方法

 

それでは、このVIX指数を実際に投資でどのように使っていけば良いか。

その使い方は大きく分けて2つあります。

・1つ目は、投資自体は株価指数や為替、商品などに対して行い、VIX指数を「市場の空気感を読むための指標として使う方法」

・2つ目は、「VIX指数そのものに投資をする方法です」

 

 市場の空気感を読むための指標として使う方法

VIX指数とは冒頭で説明したように、市場の不安定さや投資家の恐怖心を図るための指標として参考にすることができます。

その根拠として、過去の金融危機とVIX指数の関係性を実際のチャートで見ていきしょう。

 

チャートを見てまず目を引くのは、2008年後半から2009年にかけてのVIX指数急上昇だと思います。

この時に起きた経済危機といえば、そうです、みなさんご存知のリーマン・ブラザーズが破綻したのが2008年9月です。

 

それでは、このリーマンショックについて、もう少し順を追って振り返ってみましょう。

 

1. 2007年2月 サブプライムローン危機が米国で表面化


この時、VIX指数は10から20あたりまで急上昇しています。

 

2. 2008年8月 FRB(米連邦準備理事会)が公定歩合を引き下げ


VIX指数はこれに先駆けて、7月初旬頃から1段階高いレンジへと移行して、20~30の値を行ったり来たりするようになります。

この頃は、大手住宅金融会社の破綻が相次いだり、ヘッジファンドの多額の損失が明らかとなったり、またサブプライムRMBSやCDOの大幅な格下げが行われたりと次々と事態の深刻さが露呈していった時期です。

 

3. 2008年9月15日 リーマン・ブラザーズが破綻


これにより、30あたりで高止まりしていたVIX指数は、一気に80あたりへと暴騰しています。

 

このように、とくに金融危機など有事の際、VIX指数は市場の恐怖や空気感を読み取るのに、非常に優れた効果を発揮します。

これにより市場の空気感を参考にしながら、例えばリスク先行相場なら株価指数、リスク回避相場ならゴールド、という具合に投資先を選択することができます。

 

 VIX指数そのものに投資をする方法

VIX指数のもう1つの活用方法として、VIX指数そのものに投資するという方法があります。

(これは脱サラ準備とビジネスに打ちこむために投資を控えているKUMAJoeが今でも継続的に行っている唯一の投資です。)

ポイント

日本人にはあまり馴染みがないこのVIX指数への投資ですが、実はこのVIX指数への投資は2つの観点からとても大きなメリットがある投資法なのです。

 

  • 他の投資へのリスクヘッジになる

これまで説明してきたように、VIX指数は世界経済に危機が訪れるなど、有事の際には高く上昇する性質があるため、他の商品への投資に対するリスクヘッジとして利用することができます。

 

例えば、株価指数や原油など好景気時に上昇しやすい銘柄を買い持ちしている場合に、同時にVIX指数を低い値の時に買いで仕込んでおけば、景気後退や地政学リスクにより株価指数、原油が暴落した際は、VIX指数では利益を得ることができ、株価指数、原油の損失を補填できるというわけです。

 

  • 常時は低い値でレンジ相場を形成している

長期チャートをご覧になってい頂けばわかるように、VIX指数は平常時には一定の値を下限としたレンジ相場になってることがほとんどで、年に数回程度大きく上昇する局面があるだけです。この性質を利用して、低リスクで安定した投資を行うことができます。

具体的な投資方法については、様々なパターンが考えられますが、大きく分けると、レンジを細か取っていく方法と、年単位で数回起こる急騰を狙っていく方法になると思います。

さらに詳しく

これについてはまた別の記事で、投資をする際のVIX指数投資ならではの注意点やKUMAJoeの実際の運用結果などをふまえてご紹介していこうかと思います。

 

このVIX指数投資法は本当にやることが少ないので、忙しい兼業投資家の方などには本当にお勧めしたい投資法です。それでいて低リスクで、なおかつリスクに対してのリターンはそこそこ見込めます。

興味のある方は、ぜひ楽しみにしていてください。

 

 まとめ

 

この記事では、VIX指数についてその意味と、利用法についてご紹介してきました。

まとめ

  • VIX指数は投資家の市場への不透明感が大きくなると上昇する
  • VIX指数には市場の空気感を読むための参考指標としての使い方がある
  • VIX指数はそれ自体を投資対象としてもメリットが大きい

 

▼VIX指数をチャートで確認するにはKUMAJoe愛用のこちらのツールがお勧め

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