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【レビュー】グラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」を使ってみた

投稿日:2019年4月16日 更新日:


KUMAJoe
こんにちは KUMAJoe(@KUMAJoeBlog)です。

SONYから発売されたグラスサウンドスピーカー(LSPX-S2)をご存じでしょうか。
一般的な家電量販店では展示もされていないところが多いため、見たことがないという方も多いかもしれません。

しかし、実はこのグラスサウンドスピーカー、インテリア性と高音質を両立させたということで、知る人ぞ知るガジェットとして一部で有名なのです。

たまには、音楽でも聴いて息抜きを、、、ということで、今回このグラスサウンドスピーカーを試してみたので、その使用感などをレポートしていきたいと思います。

グラスサウンドスピーカーとは?

今回ご紹介するグラスサウンドスピーカーは、SONYから2019年3月に発売された LSPX-S2 というモデルです。

このスピーカーには LSPX-S1 という2016年に発売された前モデルがあり、さらに言うと、2008年に発売された「Sountina(サウンティーナ:NSA-PF1)」というスピーカーが一連のシリーズの元祖というべきモデルでした。

 

■初代モデル「Sountina(サウンティーナ:NSA-PF1)」

■前世代モデル「LSPX-S1」

 

サウンティーナの税抜き希望小売価格は100万円という強気の設定でしたが、前モデルのLSPX-S1は2019年4月現在で6万円から7万円で販売されています。

今回モデルのLSPX-S2はさらに安く設定されており、ネットショップなど安い店舗では3万5千円ほどから、実店舗では販売価格は4万5千円ほどで販売しているお店が多いようです。

シリーズのコンセプトは「有機ガラスを振動させることでクリアな音を周囲360度に広げる、インテリア性と高音質を両立させたスピーカー」というものです。

グラスサウンドスピーカーの「グラス」はこの有機ガラスを意味しています。

外観<エクステリア> LSPX-S2

前モデルの LSPX-S1 は円筒に近いデザインでしたが、それに対して、今回の LSPX-S1 は台座の上がくびれていて、その上に細い有機ガラス管があるというデザインに変更されています。

 

それにともなって、中低音を担当するウーファーは50mmから35mmに変更されています。全体的にスリムに見えますが、台座の部分は意外にも今回のモデルの方がわずかに太くなっています。

高さは今回モデルの方が30cmほど低くなっており、有機ガラス管部分がスリムなこともあって、全体的な印象としては今回モデルの方がひとまわり小さく見えます。

重量は前モデルが約920g、今回モデルが約1100gです。今回モデルの方が重くなっていますが、台座の部分が重量の大部分を占めているので置いた時の安定感は良好です。

 

LSPX-S2 LSPX-S1
直径 90mm ※台座部分 直径 82mm
高さ 277mm 高さ 303mm
ウーファー 35mm(11W) ウーファー 50mm(13W)
重量 1100g 重量 920g

 

シリーズのウリであるインテリア性を高める大きなポイントになっているのが、有機ガラス管の中で光るLEDライトです。

「キャンドルライトモード」イメージ

明るさを32段階で調整可能なのは前モデルも同様でしたが、今回モデルでは「キャンドルライトモード」を搭載して、ロウソクの炎がゆらゆらと揺らめくような感覚でLEDライトが光り、見た目に楽しい仕組みになっています。

音質<サウンドクオリティ> LSPX-S2

クリアな音質をウリにするだけのことはあって、アコースティックギターの音源などを再生させてみると繊細で「生っぽい」音を鳴らしてくれます。

音質面での前モデルとの最大の違いが、今回モデルはハイレゾ音源の再生に対応しているという点です。再生周波数帯域は60Hzから40,000Hzと、人間の可聴範囲である20,000Hzの倍までの音域を鳴らします。

DSD音源(2.8MHz/5.6MHz)やFLACなどの再生にも対応しており、「e-onkyo」などのハイレゾ音源配信サイトで購入したハイレゾ音源を、豊かな情報量をそのままに再生できます。

LSPX-S2 LSPX-S1
周波数帯域 60Hz-40,000Hz 周波数帯域 60Hz-40,000Hz
見通し距離 約10m 見通し距離 約10m
ハイレゾ DSD,DSF,WAV,AIFF,FLAC,ALAC ハイレゾ なし
Wi-Fi 対応 Wi-Fi 非対応

 

低音も底面に組み込まれたパッシブラジエーターが、外見からは想像できないほど力強い音を出してくれます。

もちろん、あくまで「見た目の割に」ということですから、低音をウリにするような大きな筐体のスピーカーなどと比べると力強さでは劣ります。

高音を担当する有機ガラス管、ウーファーユニットがそれぞれ小さくなっていますが、意外にも音質は前モデルと比べて劣るということはないように思います。

部屋のどこでも快適に音楽を聞けるように音量をMAX付近にしてみたところ、スピーカーに耳をくっつけるくらいに近づけてみると、わずかに歪みが感じられました。

しかし、50cmも離れてみるとほとんど分かりませんので、実用上問題になることはないでしょう。

2本ペアリングでの使用

 

このスピーカー、単独で使用した限りでは、目を閉じていても音の出所は分かりますが、2本用意してペアリングして使うとステレオ再生ができるということです。

そうすると、スピーカーの存在を忘れるほど自然な音場を作り出してくれるということです。

ぜひ、一度はその効果を味わってみたいですね。

 

インシュレーターの提案

前モデルにも共通することですが、パッシブラジエーターの発する低音と振動が机にかなりダイレクトに伝わり、やや音の輪郭がぼやけてしまっているように思われます。インシュレーターを敷いてみると高域がより透き通って、低音が締まってくれたので、こういったものも試してみるとおもしろいかもしれません。

もし、インシュレーターを使ったことがない方は、簡単に試してみる方法があるので試してみてください。
10円玉を2枚重ねたものをスピーカーの下3ヶ所(合計6枚)に入れてみてください。それだけでも驚くほど音が変わりますよ。

 

今回ご紹介した「LSPX-S2」はスピーカー本体がスリムであるため、インシュレーターを使うなら小型スピーカー用のものがいいでしょう。

参考に小型スピーカー対応のインシュレーターで、個人的におすすめのものを載せておきます。インシュレーターの購入が初めての方は、こちらを参考にお気に入りを探してみて下さい。


まとめ/全体的な使用感 LSPX-S2

■最新モデル「LSPX-S2」

■前世代モデル「LSPX-S1」

 

円筒形とくびれのあるスリムな外観、どちらが好みかは人それぞれというところかもしれません。

しかし、新しいモデルではBluetooth再生時のバッテリー稼働時間が前モデルの約4時間から約8時間にグレードアップ、ハイレゾ音源やWi-Fi経由でのスマートフォンとの連携への対応など、各所に進歩が見られます。

ステレオ再生にするためには8万円ほどの出費が必要になってしまい、これは少しためらってしまうかもしれませんが、環境音楽を鳴らす用途には1本でも十分役立ってくれますから、インテリア性の高い高音質のBGM再生機器が欲しいという方は購入を検討してみる価値がある製品ではないでしょうか。

価格を最優先で検討する場合は、公式ソニーストアよりもアマゾンの最安値で購入するほうが、1万円程度近く安くなっています。(2019年4月現在)



実物を手に取ってみたい方は、一般的な家電量販店では展示していないお店もありますが、オーディオ関連に力を入れているお店なら試聴用の展示品を置いているお店もあります。

もしかすると「展示用のためBluetooth接続はできません」という注意書きがあるかもしれませんが、店員さんにお願いしてみると自分のスマートフォンとペアリングして、聞き慣れた音源で試聴させてもらえる場合もあるので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

 

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